Vamos福島
あれから1週間
 3月11日金曜日 14:46 事務所の一室にいた。一週間が過ぎた3月18日金曜日 14:46 市内の某斎場の火葬場にいた。


 あの日、事務所で、新年度の要項作りをするため、黙々と一人パソコンに向かっていた。すると、ぐらぐらと部屋が揺れた。「地震だ!」そう思ったが、「すぐにおさまるだろう。」そんな呑気な思いをしていたのだが・・・
一向におさまる気配などなく、座っていることもやっとの状態となった。事務所内に飾られていた子ども達の大会に参加した際の大量の写真パネルがバタバタと落下し、目の前のパソコンが倒れた。「まずい!」そう思って外に飛び出した。空を眺めると、先ほどまで澄み切っていた青空に、黒い、いや、どす黒い雲が一面を覆っていた。不気味さを体全体で感じた。周囲の家は大揺れ、山はうごめいていた。


 あれから1週間、全てが一変した。そして、あれから1週間が過ぎた今日、あの地震で尊い命を奪われた3名の荼毘に伏される姿を見守ることになろうとは・・・


 今日もたくさんのサッカー仲間から、激励のメールや電話を頂戴した。その内容に、本当に頭の下がる思いでいっぱいとなった。

「上を向いて進んで行って下さい!」 本当にそうだなあと思った。「笑顔で再会できることを楽しみにしています!」 本当にそうしたいなあと思った。

 たくさんの方々が、我がクラブを、我がクラブの子ども達を、我がクラブの家族の方々を心配し思いをはせて下さっていることに、心の底から感謝の気持ちでいっぱいになった。本当に本当に感謝の気持ちで・・・


 
 先日、欧州選手権に出場した長友選手が、試合終了後、日章旗を掲げてグランド中央に立ち、インテルサポーターのみならず対戦相手のバイエルンミュンヘンのサポーターからも激励の拍手喝采を浴びた。その日章旗には、被災された人たちに向けてこのようなメッセージ(一文)が書かれていた。

『YOU’ll NEVER WALK ALONE』(ユール ネヴァー ウォーク アローン = 君はひとりぼっちじゃない)

 これは、サッカー界では有名なサポーター歌の題名ともなっている。日本語訳の歌詞は以下の通りである。



嵐に出会った時は    しっかり前を向いて行こう   暗闇を恐れてはいけない    嵐の向こうには

青空が待っている   雲雀が優しく歌ってる   風の中を行こう   雨の中を行こう たとえ夢破れようとも

歩こう 歩き続けよう   希望を胸に  そうさ 君達は一人じゃない   君達は一人じゃない

歩こう 歩き続けよう   希望を胸に  そうさ 君達は一人じゃない   君達は一人じゃない



あれから1週間、全ては一変した。しかし、時計の針は決して戻らない。「よ~し、この逆境をバネにがんばるぞ~!」などと悠長なことを思えるような現実ではまだまだないが、このトンネルの先に見えるだろう、まばゆいほどの景色があることを信じて、少しずつ少しずつ前に進んで行こうと思っている。




最後に、『ユール ネヴァー ウォーク アローン』この言葉を、私は、今こうしていても、自分の命と引き替えに原発の最前線で必死の攻防を広げる方々と、多数の被災をされた方々と、断腸の思いで故郷を去っていった方々と、そしてそして、娘の友達のお母様に捧げます。



☆たった今、埼玉の交友のあるチームの方から、それはそれは心が大きく大きく揺さぶられるメールを頂戴しました。昨今の状況の中、自分の存在意義が正直よく分からなくなっていた時だったので・・・・・ 叱咤激励、ありがとう!! がんばります!!
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