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Vamos福島
訃報、悲報………安らかに………
昨今、各業界の著名人の訃報を耳にすることが多い。

その大多数の方々は、ブラウン管やマスメディアを通してしか触れ合った!?ことがないが、それでもその訃報には悲しみを覚え、惜別の念を禁じ得ない。

謹んで哀悼の意を表します。

そんな中で昨日飛び込んで来た訃報、いや、悲報を目にし、耳にし、絶句! いや、全身の血の気が引いた! 何と表現して良いか分からないが、とにかく、まさに腰が抜けた状態に陥った。

このブログでも過去に何度も登場して頂いた 『孤高の登山家 栗城史多氏 死亡』 このニュースは、昨今の訃報・悲報の中で、変な言い方かも知れないが、まさに度肝を抜かれた!そんな感じであった。

夕方のトレーニング前の悲報であったので、実は、トレーニング中もそのニュースが頭から離れず・・・・・・それでも、こういう時に子供たちが怪我をすることが多い! そのことは十分に肝に銘じて指導にあたっていたのでご安心下さい。

トレーニング終了後、事務所に戻り、このニュースの関連記事を貪り、栗城氏のブログも紐解き・・・・・・・

『栗城事務所の小林と申します。このようなお知らせになり大変申し訳ございませんが、エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました。下山を始めた栗城が無線連絡に全く反応しなくなり、暗い中で下から見て栗城のヘッドランプも見当たらないことからキャンプ2近くの撮影隊が栗城のルートを登って捜索し、先ほど低体温で息絶えた栗城を発見いたしました。生きて帰ることを誓っておりましたのに、このような結果になり大変申し訳ございません。生きて帰るため執着しないと誓っておりましたのに、最後に執着してしまったのかもしれません。皆様へのご報告が遅くなりなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。』

読みながら嗚咽が漏れた。

そして最後の肉声として公開されていたこの動画を見て、更に更に・・・・・・・・・・

今からどれぐらい前なのか記憶は定かではないが、宮城県仙台市のとある施設で行われた栗城氏の講演会に参加し、その後、著書にサインを頂き、がっちりと交わして頂いたあの時の握手の感触が、今こうしていても鮮明に蘇って来る。

無酸素、単独、そして難関ルートでのエベレスト登頂を目指すことは、あまりにも無謀過ぎる!等々、彼の生き様を酷評・揶揄・誹謗中傷する記事はひとつやふたつではなかった。

それでも、私は彼の生き方に心底共鳴し、敢えて言わせてもらうなら、「こんな人生を送って見たかった! 彼の人生は自分の理想そのものである!」 綺麗事を抜きにしてでもそう言い切れるほど、彼の生き方に・・・・・・・・・

そんな彼を応援すべく、僅かばかりではあるが、彼の生き様を映像にする【ドキュメンタリー映画 『一歩を超える勇気』】の製作費用のスポンサーにもなった。

昨年、道半ばではあったが(本当はエベレスト登頂を果たした後に製作公開する予定であったが、その途中経過?として作品が製作されたため、「道半ば」と言う表現を使わせて頂きました。)作品が出来上がったと言うことで、DVD作品が送られてきた。

早速拝見し、DVDと共に添えられていた冊子に、「たくさんの子供たちに視聴してほしい!」旨の文言が書かれていたので、我がクラブの子供たちにその機会を設け、昨年7月8日に上映会を催し、彼の生き様を通して、「諦めない心」 「夢を絶対に叶える意欲」etcを参加した子供たちは、それぞれがぞれぞれに多様な思いを抱いていました。

実は、その上映会後に、一通の手紙を栗城氏の事務所に送らせて頂きました。

「栗城史多様 並びに 栗城事務所様

この度は、当クラブにおける貴殿制作の夢教育映画であります『一歩を超える勇気』のDVD鑑賞会の許可を快諾頂き誠にありがとうございました。メールにて告知しましたように、7月8日(土)に予定通り実施させて頂きました。  

参加した子供達並びに保護者の方々は、それはそれは感銘を受けておりました。映画製作の目的となっておりました「子供達の夢に向けて背中を押せる教材に」が実現された!そう思っています。少しでもその様子、子供達の想いが伝わればと考え、鑑賞会時の写真、そして、拙い言葉の羅列で大変申し訳ないのですが、鑑賞後に子供達が書いた感想文を送らせて頂きます。読みづらい、誤字脱字等々多々あり、送るには大変心苦しく思ったのですが、「背中を押された」子供達の生の声をお届けすることが第一義と判断し、不躾とは思いつつも原文のまま郵送させて頂くことにしました。御理解、御容赦下さい。

最後になりますが、ここ福島から栗城氏の夢実現を心より祈願しております。

VAMOS福島スポーツクラブ代表 遠藤 淳」


見えない山を登っている全ての人たちと「冒険を共有」し、夢を否定しないで一歩を踏み出せる人を増やす為に、「冒険の共有」をテーマに掲げ、エベレスト登頂の様子をインターネット中継し、たくさんの人たちに勇気と感動を与えることを目指していた孤高の登山家。幾多の失敗、挫折を経験し、2012年10月の挑戦の際には、重度の凍傷になり、両手両足の指9本を切断。それでも、その挑戦を辞することはなく、その後も果敢にエベレストに挑み・・・・・ しかし、一度も成功することはなかった。

しかししかし、

「何かに挑戦することは、成功・失敗、勝ち・負けを超えた世界が必ずあるということです。しかし、挑戦そのものを否定してしまえば、成功も失敗も何も得ることができません。その否定という壁を冒険の世界を通して少しでも無くし、応援し合う世界に近づきたい」

「山の魅力を一言で言うと、うまくいかないということ。人間は成功することが素晴らしいと考えるが、自然は本来うまくいかないことばかり。そこに向き合って学ぶということ。登れた山より、登れなかった山の方が思い出深い。子供に対して、大人はすぐに『無理だ』と言う。失敗は怖い、挫折はかっこ悪い。その『否定の壁』をぶち壊したい」

そう公言し、その後も幾度もエベレスト登頂に向け挑戦し続けた彼。今春、8度目の挑戦に向かい、昨日命を落としました。奇しくも、昨日5月21日は、登頂予定の日とされていたその日でした。



栗城事務所の担当者の方によると、

「本人は、口癖のように『生きて帰ります』、『無理して登頂しようとして命を落としてはもともこもないので執着しない(登頂に)というの心掛けています』と言っていました。」


今言えることは、ただただ生きていてほしかった!

その一言に尽きます。

そして

謹んで心よりご冥福申し上げます       と。



最後に、【一歩を超える勇気】のDVDにも出演していた北海道在住の御父様の栗城氏(息子さん)の訃報に接しての御言葉。

「自分の好きなエベレストで消えた。ありがとうございます。皆さんに助けてもらって、『バカ野郎』とは言えない。よく今まで頑張ったと思う。」


享年35才  安らかにお眠り下さい




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